油屋・平林
埼玉県久喜市
写真は40年前に彫ったプロペラです。直径80cm、100cmの2本です。素材は桜
の木。樫の木が一番いいのですが、ノミで彫るには硬すぎてさくらの木に決めま
した。
80cmのプロペラ
高校生時代、ホーバー船、ホーバーカーが注目されていました。プロペラで空気を圧縮させ、その力で船または車体を2〜3cm
その頃でもこの大きさで単気筒はほとんどありませんでした。貴重でした。
エンジンを上向きに置き、そのプロペラを装着して仮設的に運転をしました。但し、ホーバーカーの詳細設計まではいきませんでした。
100cmのプロペラ
これは大学生時代セスナ型飛行機を手造り(手造り飛行機)で造ろうと思って彫ったものです。エンジンは富士重工業のスバル1,100cc、水平対向空冷エンジンです。会社の先輩から車ごと譲りうけたもの。エンジンだけを取り出して、機体に装着しようとしたものです。
学生時代から機体、翼を作り始めたのですが、翼は11m長さ・1.2m幅(ベニヤ合板、キャラコ羽布、等)で大きく、製作に永年かかってくると、格納庫が無いのが災いして、風雨、雪に木材が耐えられず、最後はキャラコ羽布を張る寸前で断念しています。
本体は鉄製アングルを駆使し、1,100ccのエンジンを取り付けました。但し、この100cmのプロペラをエンジンに装着する前に、機体が大きくなりすぎ(設計当初から判っていたことだが)、庭から外へ出せなくなっています。主翼が朽ちていくのに伴い、機体の製作続行を断念しています。
今、定年を迎え、手作り飛行機の意欲が増しています。
一緒にやりませんか。